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レンガの積み方

レンガの積み方には様々な種類があります。主に以下の4種が代表的です。
いずれも「長手」という長いレンガと「小口」という小さめのレンガの組み合わせです。分かりやすく色を塗り分けてみました。

無題



積み方の違いは建物の建てられた時期や規模によって異なります。
ということで、これまで撮影した煉瓦建築のうち、判別が可能なものだけ調べてみましたw




北海道函館市 中華会館
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北海道函館市 旧開拓使函館支庁書籍庫
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北海道函館市 旧ロシア領事館
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北海道函館市 函館山要塞跡
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北海道函館市 外国人墓地函館中華山荘

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北海道函館市 函館市中央図書館
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東京都台東区 国立科学博物館

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神奈川県横浜市 横浜市開港記念会館
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神奈川県横浜市 港の見える丘公園霧笛橋
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神奈川県横浜市 みなとみらい線 馬車道駅
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神奈川県横須賀市 猿島要塞跡

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と、ここまで見て分かることは、ほとんど「イギリス積み」か、「長手積み」であるということです。
「長手積み」は比較的新しい建物や大きな建物に多く採用されています。
私が撮影した建物の中に「小口積み」の建物はありませんでした。小口積みは壁面が湾曲している建築物に向いているため、井戸などに用いられることがあったそうです。



因みに、こちらは明治時代の横浜市の水道管。(神奈川区の神奈川下水処理場にて)
曲面に対して平行にレンガを用いているために、イギリス積み(みえにくくて推定です・・・)となっていると思われます。
強度の面で「小口積み」より「イギリス積み」や「長手積み」の方が信頼されていたようです。
110621_122934.png





では「フランス積み」というのは何なんだ、ということが分かりやすい建物がありました。
110621_101434.png
北海道函館市にある高龍寺というお寺です。
こちらのお寺は明治40年に起きた大火で金毘羅堂を焼失したため、明治43年にレンガ造りの「防火塀」が建てられました。

ところが、この防火塀、よく見ると、正面に向かって右側の塀はイギリス積み、左側の塀はフランス積みとなっているのです。










              左側の塀              右側の塀

0908.png

 実はこのお寺、明治40年の大火に会う前、明治12年にも大火に会い、もともとあった亀田村より現在の船見町に移動してきていました。
 「フランス積み」の塀面には焼け焦げの痕が点在していることから、左側の塀は明治40年以前に作られたもので、右側の塀だけが明治40年以降に作られたものではないのか、という説が一般的となっています。

つまり、「フランス積み」の方が古い時代に流通していたということです。

様々な説があるので、何とも難しいところではありますが、明治20年頃を境にイギリス積みが一般的になったとか。
函館山要塞は明治31年に着工、対し猿島要塞は明治17年前後より整備されていたことを考えると、レンガの積み方が違うのも納得ですw




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コメント

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レンガ

レンガの積み方は、参考になりました。
近くに旧国鉄中央西線のトンネルがレンガ造りで、地元が保存活動をしています。
http://4travel.jp/traveler/ja0hle/album/10431674/

Re: レンガ

ありがとうございます。

中央西線の廃線跡については初めて知りました。
お写真を見るとトンネルはイギリス積みのようですね。
明治29年着工、33年開通とのことで、「明治20年頃の境」の観点で、なるほど!と思いました。

昭和の廃線跡は見たことがありますが、明治の廃線跡は一度も見たことが無いので、
レンガ造りの鉄道トンネル、ぜひ一度行ってみたいです。
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