【速報記事】京浜東北線脱線事故
本日2014年2月23日未明、神奈川県川崎市のJR川崎駅構内において、京浜東北線の回送車と工事用作業車が接触、京浜東北線E233系ウラ177編の10号車(クハE233-1277)、9号車(サハE233-1277)が脱線・横転するという事故が起きました。
偶然、事故現場から10分圏内の場所に用事があり、事故の様子を写真に収めることができたので、速報記事として写真を掲載します。(※特記を除き、写真は全て2014年2月23日午前 JR川崎駅付近にて撮影)

▲脱線・横転した京浜東北線ウラ177編成の10号車、クハE233-1077。工事用車両との接触でスカート部分が外れて無くなっている。

▲同ウラ177編成の9号車、サハE233-1277。10号車ほどではないがこの車両も大きく傾き脱線。国土交通省運輸安全委員会の調査官が状況を確認しているものと思われる。

▲おなじく9号車のサハE233-1277を反対側の川崎駅西口方面から撮影。9号車が大きく傾き脱線しているのに対し、8号車(画面右側)のモハE233-1277はまったく脱線していない。手前の歩道は報道のみが立ち入りを許された。

▲左から8号車、9号車、10号車(先頭)。9号車の手前にある紫色の小さな車体が、今回、京浜東北線が衝突した「工事用車両」。正式には「軌陸運搬機」といい、「ヤドカリクレーン」とよばれる小さなクレーンを線路上で展開できる装置で、線路上を自走できる。自重15トン。写真では見えにくいが、紫色の台車の上にあるオレンジ色の部分が「ヤドカリクレーン」。

▲車体正面の随所に見られるオレンジ色の汚れは「ヤドカリクレーン」の表面の塗装が衝突時に付着したものと思われる。運転台の窓ガラスは、運転士救出時に四角くカットされた。
![]() ▲西口方面から見た10号車先頭部分 | ![]() ▲川崎駅ホーム上から。「ヤドカリクレーン」が見える。 |

▲事故編成(ウラ177編成)の一ヶ月後にJR東日本に納入されたウラ175編成。当該編成は2009年11月に納入され、事故編成は2009年10月に納入されている。写真の編成は新潟県のJR東日本新津車両製作所で製造されているが、事故編成は川崎重工製。E233系は新津、川崎重工、東急車輛の三社で製造されているが、川崎重工製のみ連結部の車体外壁「妻面」にひだ状の「ビート」があり事故車両でもその様子が確認できる。2012年5月撮影

▲事故編成(ウラ177編成)全景。車両最後尾は川崎駅のホームからまだ出ていない場所にある。
スポンサーサイト